イトマン事件の内容と黒幕と噂されている人たちの関係を考察!

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今回はイトマン事件について調べていきます。この事件の真相は現在もはっきりとわかっておらず謎を残しています。様々な人間関係が交錯しており、複雑化している事件ですがわかる限りの情報を組み合わせてまとめてみましたので最後までご覧いただければと思います。

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戦後最大の経済事件と言われているイトマン事件について。

今回調べていくイトマン事件ですが、別名戦後最大の経済事件とも言われています。いったいなぜこのようなことが言われるのか?ということですが、数千億円というお金が消えたからです。この事件で消えた数千億円というお金は事件後にも行方が分からないということです。最初の構造を大きく説明すると

銀行→イトマン→反社会勢力・893

銀行から出たお金がイトマンという会社を一度経由して893という反社会勢力に流れていったということです。大きく言うとこのような感じですが、そのからくりは非常に巧妙で難しいです。ここからは少しずつその内容に迫っていきます。

イトマン事件の鍵となる磯田一郎と河村良彦と伊藤寿永光と許永中について。

イトマン事件の中心人物であるのが磯田一郎と河村良彦そして伊藤寿永光と許永中です。磯田一郎は住友銀行の会長で天皇と言われていました。そしてその片腕とも言われていたのが河村良彦です。それに対し、イトマンという会社を悪用してお金を引っ張るというのが伊藤寿永光と許永中という2人です。この事件が起こった流れから説明していきます。

伊藤萬という会社の業績不振で磯田一郎が河村良彦を送り込んだ。

伊藤万という繊維の会社があり、その会社の業績が下がっていったことを懸念した住友銀行が会長の磯田一郎の片腕である河村良彦をイトマンという会社の立て直しをはかりイトマンの社長に就任しました。そしてイトマンは徐々に業績を回復していましたが、ここから伊藤寿永光と許永中がくることによりだいぶおかしな展開に進んでいきます。そのことについて触れていきます。

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イトマン事件で銀行からお金を引っ張った伊藤寿永光と許永中について。

このイトマン事件で伊藤寿永光と許永中の行動が注目されますが、この2人とも別々に反社会勢力である山口組と関係していたという情報があります。まずは伊藤寿永光について触れていきます。河村良彦がイトマンの繊維の仕事は別に不動産業で利益を出そうとした際に地上げの問題が関係したと言われていますが、そこで伊藤寿永光が山口組と結託して住友銀行から1000億円のお金をひっぱったのではないか?と言われています。このようなことがあることで河村良彦と伊藤寿永光と山口組の関係はズブズブで銀行からお金を引っ張るという構図ができたということです。さらに許永中は山口組の宅見勝と親しかったという情報があります。許永中はイトマンに絵画や骨董品で儲けて総合商社になるということをもちかけますが、実はこの許永中の絵画や骨董品は相場よりもかなり値段が高く、イトマンがこの取引で大きく損をします。しかも偽物の鑑定書を用意して何度もこのような取引をしていたことからイトマンの負債額が膨れ上がったということです。許永中はイトマンに対してこのほかにもゴルフ場の資金という名目でお金を使わせて大きく損をさせています。最初のうちはこのおかしなことに気が付きませんでしたが、徐々に住友銀行内部でイトマンの取引はおかしいのではないか?と感じる人がいて、そこで秘密裏にこの事件を住友銀行内で調べて土田正顕(つちだまさあき)も提出して事件が発覚したということです。磯田一郎は最初は自分で片つけようとしたという情報もありますが、磯田一郎の娘が許永中の絵画取引に関与しているということからなかなか動かなかったということみたいですね。そしてこのときには河村良彦が社長としてコントロールできなかったとも言われています。伊藤寿永光が力を持ちすぎてしまったということからストップがきかなかったということなんでしょうね。また下手に河村良彦に何か言って裏で黒幕が動いたりしたら●されかねないという恐怖もあったのではないか?ということが考えられます。そしてこの事件の気になる情報について触れていきます。

イトマン事件の黒幕と噂される山口組の関係について。

このイトマン事件の黒幕とされているのは山口組と言われています。伊藤寿永光と許永中が別々に山口組にコネを持っていたというのはここまででお伝えしましたが、はっきりした金額が分かりませんが、3000億円以上のおかねがながれたといわれていますが、はっきりした金額も分からなければ証拠もないということです。つまり真相が闇の中ということです。このイトマン事件以降に反社会勢力は銀行口座をもつことができなくなったということです。反社会的勢力が銀行口座をもてなくなった理由ということですね。そしてこの事件の後について触れていきます。

イトマン事件のその後はどうなったのか?

磯田一郎はイトマン事件後に辞任しました。そして河村良彦と伊藤寿永光と許永中は実刑が確定しています。さらにイトマンという会社は日鉄住金物産(にってつすみきんぶっさん)に吸収されました。許永中は最初は日本の刑務所にいたということですが、その後韓国の刑務所に移ったということで今は韓国で出所して生活しているみたいですね。許永中は日本に再びきたいというようなことを思っているようですが難しいということみたいです。実際に裏社会あるいは黒幕が実在し、巨額の数千億円というお金が消えて今もなお分かっていないというまさに戦後最大の経済事件ですね。ということで今回の記事はここで終わりです。最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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