明石花火大会歩道橋事故について考察!

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今回は明石花火大会歩道橋事故について調べていきます。この事故はかなりひどい事故です。あらかじめ策を講じていればこのようなことはおこらなかったのではないか?と感じる部分もありますので、そこら辺のことも踏まえてまとめていきますので最後までご覧いただければと思います。ということで早速書いていきます。

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2001年7/21に兵庫県の花火大会でおこった悲惨すぎる事故です。

2001年7月21日におこった悲惨すぎる事故です。兵庫県の明石市の夏祭り花火大会で11名が亡くなり、250名が怪我をしたという事故ですが、いったいなぜこのような事故が起こってしまったのか?ということについてここから書いていきます。

花火大会の人混みで群衆雪崩がおこったということ。

この事故は花火大会の歩道橋で起こった事故ですが、この歩道橋にものすごい人が密集していました。約6400人の人がこの歩道橋に集中して花火が終わったらこの歩道橋から駅に向かう人とその逆に向かう人がぶつかってそこから人がバタバタ倒れていきます。このことを群衆雪崩(ぐんしゅうなだれ)といいます。もう少し詳しく言いますと、

周囲から押される圧力がバランスしているところに、何らかの原因で群衆の中に間隙が発生すると、バランスが崩れて 周囲から人が倒れこみ、連鎖的に転倒が拡大する。

一か所で倒れるとそこから周辺全部がバタバタ倒れっしまうということです。この事故ではこの群衆雪崩という言葉が使われます。しかもこの歩道橋は人口密集度がすごかったことから倒れたことをどうにもできなかったということです。そしてこのことから人が亡くなりました。

花火大会の人混みの雪崩で人が圧死した。

まず最初に約20人が倒れたことからはじまり、その下にいる人が圧迫されて亡くなりました。圧死したということです。うえからどんどん人がかさなってきて窒息死とか内臓破裂したということを含めて圧死といわれています。そしてこの事故では11人の人が亡くなっています。この歩道橋には柵があったということですが、ここまで人が密集してしまい柵は全く傾いて機能しなかったということです。気になるのがなぜこのような事故が起こってしまったのか?ということです。そのことについて調べていきます。

明石花火大会歩道橋事故の要因は警察の配置ミスだった。

この事故に関しては様々なことが言われていますが、事故の大きな原因となっているのは警察の判断ミスというか警察の配置ミスです。警察といっても明石署です。明石署はこの花火に関してジャパンカウントダウン2001の内容を警察官がコピペしたものを読むだけであり、ほとんど何もしていませんでした。さらに警備会社が人が増えてきたということを警察に伝えたにもかかわらずこのことを明石署は無視していたと言われています。駅が混むことを考えてと言われています。いやいや人命を考えろよ!って感じですね。警備計画の考えは1800人くらいが歩道橋は限界なのではないか?と感じておりこれ以上は無理と思って警察に相談したら無視されたということです。ちなみに歩道橋には6400人いたということなのでこれは動けないですよ。さらに警察の対応の悪さが目立ちます。警察のミスは他にもあります。

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★明石花火大会に警察官を36人しかさかず、他の警察官292人を暴走族対策にあてていた

★事故の起こった歩道橋のしたに出店を180件出させていた

暴走族も気になるのかもしれませんが、花火で人が集中しているんですからこちらを優先するべきです。しかも歩道橋の下に180件の店を配置したのも暴走族対策がしやすくなるという警察の都合ですが、このように店を集中させたことで当然人が集まって事故になった要因と考えられます。さらにあり得ないことが続いていきます。

明石花火大会歩道橋事故に関する警備会社員のデマがひどすぎる件について。

警備会社の社員が事故後にありえないことを言っています。この事故で茶髪の青年があおっていたというようなデマをいっていますが、のちにこのことの本当のことが分かっています。この茶髪の青年は子供を助けようとしていたにもかかわらずこの警備会社の社員は自分の責任逃れをしようとしていたということです。最低ですね。そしてここからこの事故の後の内容について調べていきます。

明石花火大会歩道橋事故のその後について。

亡くなった方の遺族が兵庫県警と警備会社と明石市に訴訟を起こしていますが、この訴訟で約5億6,800万円の損害賠償が出ています。また警備会社の社員は2年6か月の実刑が求刑されています。しかしここでも気になることが起こっています。この事故で明石署の署長・副署長は業務上過失致死を問われていますが不起訴になっています。このことに対して遺族が再審を求めましたが、署長はこの裁判中に死亡したということ。そして副署長は一度基礎になっていますが時効ということで免訴(めんそ)という公訴権が消滅して裁判が打ち切られています。つまり罪に問われていないということです。おかしなはなしですね。そして最後に僕の思うことを書いていきます。

明石花火大会歩道橋事故で亡くなった方のご冥福をお祈りいたします!

この事故で子供を亡くした人は毎年7月21日に事故現場に行っているようです。あの時に花火に行かなければ良かったという後悔を感じながら過ごしているといいます。そして現場にいって子供に

助けてあげられなくてごめんね。

と心の中で祈っているということです。警察と警備会社の対応がきちんとしていれば防げた事故なのではないか?という悔しさを僕は感じます。事故で亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。今回の記事はここで終わりです。最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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